2025年2月9日(降誕節第7主日) 説教要約

説教題「イエスの群れのように」

聖書:使徒言行録 第2章38〜47節

2024年9月15〜16日、「教会合同小学生キャンプ(同実行委員会主催)」が開催されました。キャンプ地である京都YMCAリトリートセンター(宇治市)は、かつて洛南教会の夏の教会キャンプを行なっていた場所であると教会員の方から聞きました。京都、滋賀、奈良の7つの教会から小学生と関係者を含め約30名が集まり、「寝食遊」を共にしました。教会学校を運営する教会が減少し、キャンプを開催できない教会が増えているという状況の中で、教会の枠を越えて、子どもたちが出会い、繋がり、共に祈ることを目的としたキャンプをしようという想いが合わさり、開催する運びとなったのです。

らくなんクラブからは2名の参加者がありましたが、私はそのうちの1名と洛南教会前で待ち合わせて、電車に乗って、ドキドキしながら現地に向かいました。初対面同士が多く、子どもも大人もソワソワしつつ、リトリートセンターに集まってきました。いよいよ、キャンプの始まり!ネームカードとしおりが配られました。はじまりの礼拝では、「良い子でなくても良い、そのままのあなたが神様にも隣人にも受け入れられていることを知ってほしい」というメッセージがありました。どんどんとプログラムが進み、あっという間におわりの礼拝の時間になりました。「シャローム、また会う日まで」と歌い、お互いにしおりにサインを書き合って、解散しました。

神によって招かれた人々は、イエスの群れに加わりました。イエスが地上から姿を消した後、人々は弟子たちの言葉を聞き、イエスを信じ、主の民として、お互いに交わり、食事を共にし、祈る仲間として、群れを成しました。聖書の中の人々も、現代に生きる私たちも、時に別れがあり、ずっと隣同士に居て過ごすということは難しくあります。しかし、たとえ離れて生きていても、神の地図の上に置かれて、主にあって繋がっていることを覚えて、再会の日までお互いの気配を感じながら過ごすことができればと願うのです。

担当教師 吉居 美緒