2026年2月1日(降臨節第6主日) 説教要約
説教題「人の畑に蒔かれる種」
聖書:マルコによる福音書 第4章第1〜8節
「種を蒔く人の譬え」が与えられました。この譬えは譬えとその説明が記され、神の前に生きる者の在り様が理解できる聖句であります。「種は神のことば」「種まく人はイエスキリスト」そして「蒔かれた畑は私たち人」です。そして蒔かれた種は様々な畑に蒔かれます。「道端に落ちた種」、「石地の畑に蒔かれた種」、更には「いばらの中に蒔かれた種」そして「良い地に蒔かれた種」と。そして蒔かれた場所の説明がなされます。初めの3つの場に蒔かれた種は育つことなく収穫に結び付かず、「良い地に蒔かれた種」は、30倍、60倍、100倍の収穫に与かったというのです。
イエスは「譬え」を通して、神の前に生きる者の性格を語ります。「道端という性格」は「神のことば」を聞いてもサタンによって取り去れる者。「石地という性格」は神のことばを受け入れるが、自分に難難・災いが起こると、躓いてしまう者。「茨という性格」はこの世の誘惑や富の誘惑によって、欲望に負けてしまい、実にならない者。そして「よい地という性格」は神のことばを受け入れて、自らの生きる力として、100倍にもなる実を結ぶ者だというのであります。
この譬えは人の性格が語られていますが、イエスは神の世界に生きる人の在り様を描き出しています。このイスの人の理解は神に創造された人として、神の理に適う者、それが人であります。神は等しく人をこの世に誕生させ、その人の務めは神の栄光を讃えることに尽きる。それがイエスの戒めである「あなたの神である主を愛すること」です。「愛することで、すべて適うことを人に為す神を知る」ことです。神はもう一つの務めを与えています。それが「畑を耕すこと」です。それが「隣人を愛すること」です。隣人を愛することで、自分の中にある「畑」を耕すのです。
主任担当教師 井上 勇一
