2026年1月25日(降臨節第5主日) 説教要旨

説教題「たいせつなきみ」

聖書:マルコによる福音書 第12章第28〜34節、イザヤ書 第43章第1~7節

12月20日(日)、3階ホールで大人たちがクリスマス礼拝を捧げていたその頃、2階保育室では子どもの礼拝を行っていました。そこで『たいせつなきみ』(マックス・ルケード著)という絵本を読みました。保育園児から高校3年生までの子どもたちと、その保護者が耳を傾けてくれました。

絵本の舞台は、彫刻家エリによって造られた木のこびとたちの村です。こびとたちは「きんぴかのお星さまシール」と「はいいろのだめじるレシール」を持ち歩き、お互いにくっつけあいながら暮らしていました。パンチネロというこびとには、だめじるしのシールがたくさんくっついており、自信を持てず、不安な日々を過ごしていました。

ある日、パンチネロは1枚もシールのくっついていないルシアというこびとに出会いました。ルシアは丘の上にあるエリの仕事場へ行くことを勧めてくれた。パンチネロはエリと出会い、あたたかい言葉をもらいます。「みんながどう思うかなんてたいしたことじゃないんだパンチネロ。もんだいはね、このわたしがどう思っているかということだよ。そしてわたしはおまえのことをとてもたいせつだと思っている」。また、ルシアの身体にシールがくっつかない理由について質問すると、「それはね、わたしの思うことのほうがもっとだいじだとあの子がきめたからなんだよ」と教えてくれました。

絵本の最後のページには「わたしの目には、あなたは高価で導い。わたしはあなたを愛している。聖書」と記されています。これはイザヤ書第43章第4節にある聖句です。私たちの現実にはさまざまな物差しがあります。しかし、それとは全く別に、揺らぐことのない価値を与えられていることを知ってほしいのです。何を信じて生きるのか。主を見つめるとき、すでに注がれている「わたし」への愛を知らされるのです。そしてあなたが大切であるように、隣人も主の目にとって大切な存在であるのです。どうか、神を見つめ、隣人と共に生きる者とさせてください。

担当教師 吉居 美緒